社会をつなぐ大きな乗り物、鉄道車両の設計をしています!
私は鉄道車両における機器の配置や、配管、配線のルートなどを設計しています。このほか設計に応用できる技術開発の試験研究なども行っています。 設計では動力系のほか、ラジエーターや電機関連など幅広い機器を扱います。鉄道車両は一見、同じような構造に見えても車種やお客様のニーズにより仕様が異なります。設計にはひとつの案件で半年から1、2年かかる場合もあり、じっくり深く考えながら業務に取り組んでいます。 設計部門と製造現場が同じ一つの建屋内にあるため、三現主義(現場・現物・現実)を実行しやすい環境です。製造現場から図面について問い合わせが来ることもあり、お互いに納得できる答えを見つけだすまで相談することもあります。そんなときは自分の意見が相手に正確に伝わるよう心がけています。 私はものづくりの仕事がしたくて高等専門学校に進みました。当社へ入社を決めたのは、気動車をはじめ低床式路面電車(LRV)など様々な鉄道車両の製造で実績があったからです。個人的には、やはり、エンジンを動かし、レールの上をどこまでも進んでゆく気動車にロマンを感じます。納車した鉄道車両がニュースになったときや、自分で乗ってみたときなど「この車両は、この土地で生きていくのだなあ」と感慨深く思います。 当社はワークライフバランスを重視しており、年間休日数が多く、有給休暇もとりやすい職場です。入社初年度から有休休暇が22日付与されることもあり、平日に休暇を取得して旅行などにも出かけました。設計の仕事は与えられた業務に対して、全社のスケジュールに配慮して自分で具体的に計画を立て、その計画を達成すれば休みもきちんととれます。自分自身や家族のプライベートの時間も大切にしながら働くことができます。 今後は、知識やノウハウを蓄積して、他の人に物事を聞くときなど、その人が選択できる意見を用意して相談できるようにしたいです。学生の皆さんには、いろんな人に質問して学ぶ「人を頼りにする」ことを覚えてほしいですね。大きなものをつくりたい、という夢が実現する会社です。熱意を持って、訪ねてほしいと思います。