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にいがたで働く!Uターン就活の進め方と成功のポイント

-Uターン就職のリアル体験談!先輩が語る成功と失敗-

今回は、Uターン就活を経験した先輩たちの実体験(※)をもとに、計画的なスケジュールの立て方や成功のポイントを詳しくご紹介します!
(※)にいがた暮らし・しごと支援センター 銀座オフィスを利用し、県外大学から県内企業等に内定した先輩たちの就活記録から抜粋しています。


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後悔しないために知っておきたい!先輩からのアドバイス

県外の大学からUターン就活し、新潟県内の企業等に内定した先輩たちの就活体験談を紹介します。
先輩たちがどのように企業研究を進め、志望動機を固めたのか、また、面接対策やSPI対策で工夫したポイントについても詳しくお聞きしました。就職活動で「やってよかった」・「後悔したこと」やUターン就活ならではの悩みも紹介するので、これから就職活動を迎える皆さんはぜひ参考にしてください!


やってよかったこと

自己分析の整理
本格的な就活が始まる前(3年秋ごろ)までに、自己分析の結果を踏まえ、「自己PR」や「ガクチカ」、「自身の就活軸」などの項目別に整理したこと。特に、Uターンを目指す上での自分の強み・価値観・キャリアの方向性が明確にでき、企業研究や志望動機の伝え方の検討に時間をかけることができた。


SPI対策を早めにスタート
SPI対策は3年夏ごろから対策を始めたことで、得意不得意の分別と、時間をかけるべきジャンルの選定ができ、企業の試験傾向に対応できた。また、スケジュールに余裕が持て、面接対策等に時間を割くことができた。


面接対策①
頻出の質問に対してはある程度の応答例を用意しておき、アドリブでしゃべる回数を少なくすることが重要。面接では満点を狙わず、70点を目指した。一つの質問にうまく答えられなくても、それで終わりじゃないと考えるようにしていた。


面接対策②
初めに自己紹介、ガクチカ、自己PR、志望動機等を聞かれることが多い。
そういったテンプレ質問にスムーズに答えることができると、緊張した場面でも冷静でいられると思う。「暗記」ではなく、「反復練習」が重要。


面接対策③
様々な話題について自身の経験や価値観を言語化することが重要。大学キャリアセンター、新潟県の移住相談窓口「にいがた暮らし・しごと支援センター」等の活用が効果的。


公務員試験対策
1年生の夏から公務員系の学内セミナーに参加し、心の準備や年次ごとに達成すべきことを何となく理解。サークル内で役職につくことやボランティアに参加することの重要性を理解した。
2年生ではガクチカのためにボランティア経験を積んだ。公務員だけに絞ると他の業界を知る機会が限られると感じ、視野を広げるために知らない業種の民間企業 5~10社程のインターンシップに参加した。
3年生では公務員系のインターンシップに参加しながら、公務員試験の勉強を進めていった。


後悔したこと

周囲への相談が不足
大手就活サイトのHOW TO記事などを見ながらエントリーシート作成を自力で頑張っていたが、自分のエピソードをはめ込むも、Uターン就活を目指す中では全然しっくりこなかった。早く大学キャリアセンターや「にいがた暮らし・しごと支援センター」等のプロなど、周囲の大人に相談するべきだった。


エントリー数の過多
同時期に5社以上エントリーしたところ、ES提出期限も並んでしまい、睡眠時間の確保が難しくなった。そして睡眠時間が少なくなるとESのクオリティも下がり、負のループに陥ってしまった。


では、Uターン就活を進める中でどんなことに苦労したのでしょうか?実際にUターン就活を体験した先輩たちの声をご紹介します。


Uターン就活ならではの苦労とは?

アピールポイントの整理
「地元で働きたい」という意志は明確だったが、「地元が好き」「地元に貢献したい」という理由だけではアピールポイントが弱かった。Uターン就職ならではの強みや首都圏企業ではなく地元企業を選ぶ理由、「なぜこの企業なのか?」という志望理由を明確にし、効果的に表現するのが難しかった。


首都圏の友人との比較
3年生の11月頃、首都圏の友人たちが次々と内定を得る中で、自分が遅れているように感じ、焦りを覚えた。本来は新潟へのUターン就職を希望していたが、選考の早い東京の企業から内定をもらい、目先の内定を優先したくなる気持ちが芽生えた。周囲の状況に流されそうになり、自分の志望を見失いかけた時期があった。


応募企業選び
キャリアセンターで新潟県内の企業を調べても、大手や有名企業の情報が中心で、応募先の選定に悩むことが多かった。


Uターン就活に取り組む際は焦らず計画的に進めることが大切です。先輩たちの経験を参考に、スケジュールの組み方を工夫し、余裕を持った就活を目指しましょう!


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インターンシップ等に参加しよう

インターンシップ等は就活の軸を明確にする絶好の機会です。実際の仕事を体験することで、業界や企業の特徴、働き方を具体的に知ることができ、業界・企業研究が深まるメリットがあります。
実際にUターン就職を目指した先輩たちのインターンシップ等に関する実体験をまとめました。これからインターンシップ等に参加する際の参考にしてください!


参加した時期と進め方

業種が決まっていなくても、夏のインターンシップに参加を
業種を絞り切れずに悩んでいるうちに、気づけば3年生の夏が終わってしまった。結果として冬のインターンシップから参加することになったが、冬のインターンシップは参加できる企業が限られており、魅力的に思える企業が限定されていたと感じた。
業種が決まっていなくても、より多くの選択肢を持てる夏のインターンシップから積極的に参加すべきだった。
また、Uターン就職を考える上で、早い段階から情報収集を行い、インターンシップ等を通じて、もう少し地元企業を知るべきだったと感じた。


段階的に進めるインターンシップ
3年生の春から学内で開催される就活セミナーに参加し始め、3年生の夏からインターンシップに参加した。夏の段階ではあまり業界を絞らずに参加し、秋以降は徐々に自分の興味や適性の理解を深め、自分に合った業界や企業のインターンシップを探し参加した。


インターンシップでのエピソード

担当者に覚えてもらえるチャンス
インターンシップの中で、自分の顔や質問事項を後々の面接まで覚えてくれている担当者が多かった。


失敗を気にしすぎない
インターンシップに参加した中で、「失敗した!」ととても落ち込んだが、自身が思うより、企業の方は気にしていなかった。結果、その企業から内定もいただけたので、学生の一挙手一投足にまで注目していない、といい意味で気楽に構えてほしい。



先輩の体験談でも紹介したように、インターンシップ等は3年生の夏から4年生の3月までの期間に参加すると、余裕をもって自己分析や業界・企業研究を進めることができるでしょう。 さらに、2024年度以降の卒業・修了者からは、就職・採用活動開始日以降に限って、一定の要件を満たした質の高いインターンシップ等で得た情報を採用活動に活用できるようになりました。そのため、早期の準備がますます重要になっています。

Uターン就職を考える場合、新潟の企業は首都圏の企業に比べて選考時期がやや遅い傾向があると言われていますが、それを理由に油断するのは禁物です。企業によっては、早めにインターンシップ等や説明会を実施し、その後の選考につなげるケースも増えています。そのため、地元企業の魅力や選考スケジュールを把握するためにも、できるだけ早い段階から情報収集を行い、インターンシップ等に積極的に参加することが大切です。

インターンシップ等は、自己分析や業界研究の一環として、また担当者との接点を作る場として活用できます。失敗を恐れず、積極的にチャレンジしてみましょう!新潟県内でもオンラインでの参加が可能な企業もありますので、新潟県内で開催されるインターンシップへの参加が難しい場合には検討してみてください。


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Uターン就活のサポートを受けよう

Uターン就活をスムーズに進めるには、地域ごとの就活支援制度を活用し、最新の採用情報や選考情報を早めに入手することが重要です。

新潟県外に在住の学生で新潟県へのU・Iターンを目指す方には、新潟県が運営する移住相談窓口「にいがた暮らし・しごと支援センター」(銀座オフィス)がおすすめです。ここでは県内企業情報の提供だけでなく、専属の相談員による対面やオンライン、電話での個別相談を受けられます。
にいがた暮らし・しごと支援センターの詳細はこちら!▶

最近では、オンライン説明会やWEB面接の機会が増えています。これらを活用すれば、新潟に戻らずに首都圏で参加できるUターン就活イベントや、複数の企業と接点を持てる合同企業説明会に参加することも可能です。
合同企業説明会・就活関連イベント等スケジュールはこちら!▶

オンライン開催の就活イベントを活用して企業や業界を絞り込み、帰省時に対面形式のインターンシップ等に参加すると効率的に就職活動を進められます。また、新潟県の交通費・宿泊費補助制度を利用すれば、費用負担を軽減できます。
新潟県では就職活動等を行うU・Iターン学生への交通費及び宿泊費の補助を行っていますので適切に活用しましょう。
交通費及び宿泊費の補助制度の詳細はこちら!▶

その他に、最近の就職活動ではSNSの活用が広がっています。企業側もLINE、X、YouTube、Instagram等のSNSを活用した発信に意欲的です。今後、採用活動の一部にSNSを活用する企業は増えていくでしょう。SNSを上手に活用して、就活を有利に進めましょう!


SNSを活用するメリット
・就活ナビサイトに掲載されていない地元企業の情報にもアクセスしやすい
・新潟で開催される会社説明会や採用イベントの最新情報をキャッチできる
・地元企業で働く先輩社員のリアルな声を知ることができる


Uターン就活を経験した先輩の声を聞いて対策や進め方はイメージできましたか?
Uターン就活は移動時間やコストがかかるため、計画的で余裕のあるスケジュール作成が成功の鍵です。インターンシップへ積極的に参加し、ぜひ充実した就職活動を進めてください!



取材協力:にいがた暮らし・しごと支援センター 銀座オフィス