今回は獨協大学キャリアセンターの大田さん、森口さんにキャリアセンターの活用法やU・Iターン就職活動のアドバイスをお伺いしてきました!
キャリアセンターは、一言でいえば、キャリア形成や就職活動に関する総合相談窓口です。1・2年生からキャリアを考えるガイダンスを年に数回開催しています。3年生になると本格的に始まるインターンシップ等や就職活動イベント、卒業生訪問についての情報の提供から、企業や業界についてのセミナーや講座の開催、さらには、エントリシートや面接についての相談まで、幅広くサポートしています。学生生活を充実させ、卒業後に社会で活躍できるよう支援する「進路についての何でも相談できる窓口」と言ってもいいかもしれません。だから、「3年生になったら」「就活が始まったら」ではなく、入学したらいつでも来ていただいてOKです。ぜひ一度、のぞいてみてください。
当学のキャリアセンターでは、学生の皆さんが訪れやすいように、数々の工夫をしています。入学後ほどなく、授業の一環としてキャリア教育を実施し、「大学での4年間を充実させること」の重要性をお伝えしています。学びだけでなく、サークルやスポーツ、様々な活動、アルバイトなどで充実した時間を持つことが、将来の可能性を広げることに繋がると考えているからです。また、クラスやゼミ単位でキャリアセンターを訪問するツアーも実施し、実際にどういうところなのかを体感してもらっています。
キャリアセンターの役割は、学生さん一人一人が自分自身のキャリアを作っていく過程に伴走することです。具体的なアドバイスはもちろん、「グローバル企業に入るにはどんな経験が必要?有利?」「留学と就活の時期が重なる場合は?」などの個別の質問、「インターンシップってどういうもの?」「就活っていったい何から始めればいい?」という漠然とした疑問や戸惑いもおまかせください。就職活動が本格化する3年生は、学生生活の中でも重要な時期です。1・2年生のうちから情報や知識を少しずつ集めたり、視野を広げたりすることで、充実した学生生活を楽しむことができるでしょう。まずはキャリアセンターを活用してください。
当学の対面相談では、予約の必要はありません。キャリアアドバイザー6名をはじめ専任スタッフが常駐しているので、自分のタイミングで立ち寄ってもらっても大丈夫です。ご自身の大学のキャリアセンターの相談受付方法を確かめてみましょう。
インターンシップ等は、今や企業にも学生にも広く浸透しています。3年生の夏に多く実施されていますが、最近では秋冬に開催されるケースも増えてきました。内容や方法、期間は企業ごとに異なりますが、「仕事を体験できる」という点は共通しています。学生にとって、業界や職種、企業の雰囲気を直接体験できる貴重な機会です。さらに、2023年度からは、企業は一定の基準を満たしたインターンシップに参加した学生の情報を採用選考に使用できるようになりました。うまく活用することで、就職活動において有効な手段です。
インターンシップは、仕事や会社について知り、自分に合うかどうかを確認する機会であると同時に、「合わないこと」を知る場でもあります。自分に合わないことがわかると、次のステップに進むための大きなヒントになります。この点もインターンシップ等の重要な意義だと私たちは考えています。そのため、対象を絞り込みすぎず、視野を広げることを目標に取り組んでほしいと思います。さまざまな体験を積む中で、新たな発見や気づきが生まれ、自分の「軸」を形成することができれば、それが就職活動において大きな力となるでしょう。
インターンシップ等や就職活動において、「どんな仕事が自分に合うのかわからない」という悩みは少なくありません。家族や先輩の話、アルバイトで触れた仕事はほんの一部であり、まだ知らない仕事や業界が数多く存在します。企業研究や業界研究を進めるのも良い方法ですが、まずは「どんな働き方をしたいのか」を軸に考えることも方法の一つです。たとえば、営業、エンジニア、人事等の職種を理解し、「どの職種が自分に合いそうか」を考え、その後でIT、メーカー、サービスといった業界に視野を広げていくやり方です。
「人とコミュニケーションを取るのが好きだから営業職に興味がある」という人は、いくつかの業界や企業で営業職について調べたり、可能であればインターンシップ等で実際に体験してみることもよいかもしれません。同じ営業職でも、業界や扱う商品、対象となる顧客、営業スタイルによって業務内容は大きく異なります。複数の選択肢を比較することで、自分に合った「営業職」を見つけやすくなるでしょう。
就職を機にふるさとへ戻ろうと考えている人、新しい土地で仕事に就きたいと考える人も、まずはキャリアセンターに来てみてください。全国の企業の求人情報や自治体のイベント情報が集まっていますし、卒業生たちの様々な地域での就職活動体験の情報も蓄積されています。大学独自で自治体や地方の企業に働きかけて、学内でU・Iターン就職活動イベントを開催するケースもあります。当学でも、新潟県をはじめとして、出身学生の多い10の道県と就職協定を結んで、情報の提供はもちろん、自治体や企業の担当者によるセミナーを開催しています。
今は、就職活動サイトやSNS、企業の採用サイトなど情報収集の手段はさまざまです。その中で、キャリアセンターでしか得られないものがあることをご存じでしょうか。例えば、大学の特徴や強みを生かした就職活動方法、企業や自治体とのつながり、卒業生の 就職活動体験やリアルな声など、キャリアセンターならではの情報や実践的なノウハウがあります。私たちが自信を持って提供できることのひとつです。
漠然とした問いでも何でも伝えてもらえたら、一人一人に寄り添って、よりよい方法を見つけるためにサポートします。入学後から就職活動中、内定後まで、疑問や不安があればぜひキャリアセンターを訪れてください。皆さんが訪問してくださることをスタッフ一同、待っています。