十日町市出身で、好奇心もあって大学は東京へ出たのですが、大学入学と同時にコロナ禍になってしまったんです。3年生になるまでずっと授業はオンライン。その時に、東京にいても新潟にいてもできることはそんなに違いはないのではないか、と思うようになりました。また離れて暮らす家族の存在も大きく、Uターンもいいかもしれないと考えるようになりました。

「社会のためになる仕事をしたい」という思いを主軸に、食品業界を中心に就活をしていました。
食品にこだわったこともコロナ禍が影響しています。コロナ禍では一人で食事をすることが多く、本当に寂しかったですね。やっぱり誰かと一緒に食べる方が楽しいので、この時の経験がきっかけで、だんらんの大切さを意識するようになりました。
食品は、世界共通で「みんなで食べるもの」＝「だんらんを作ることができるもの」だと考えて、非常に魅力溢れる業界だと思い志望するようになりました。

就活を進める中で、企業側からオファーが届くスカウト型の就活サイトを通じて、岩塚製菓からスカウトの連絡を受けました。
昔から岩塚製菓のおせんべい「味しらべ」が大好きで馴染みもあり、私の実家が農家であることから、岩塚製菓の「国産米100%使用」というお米へのこだわりに共感して入社を決めました。

現在は総務課に所属しており、1年目なので上司や先輩について実地で仕事を覚えていっています。 普段は受付業務や電話対応などを行っていますが、総務課はイベントに携わることも多く、株主総会の運営をはじめ、協賛しているゴルフコンペのお手伝いや、地元のイベントでお菓子を配ったりすることもあります。 イベントに出展すると「いつも岩塚製菓食べているよ」「おいしいよね」とお客様から声をかけていただくことがあって、本当に嬉しいなと思います。消費者に直接届く商品を扱う醍醐味ですね。 上司や先輩からはよくアドバイスをいただきますし、褒めていただいた時は、特にモチベーションが上がります。

総務はどんな部署に異動しても使える技術が身につきますし、たくさんの部署と連携しているので会社の全貌も把握しやすい部署なので、まずは総務を極めることを大切にしたいです。 新卒一年目の今は基礎固めの時期だと思っているので、基本的な業務を全て覚えて、来年以降に後輩ができたら教えられるようになりたいです。 3～4年後はエースというか、任される業務も増えて、徐々に管理職へとステップアップしていけたらと思います。 また、社内DX化の推進にも取り組んでいきたいです。

趣味のアウトドアに専念できるため、Uターンをして地方の方が自分には合っていると改めて感じています。 社宅で一人暮らしをしていて、平日の終業後は自宅で映画を見ていることが多いですが、週末は地元の友達と海に釣りに行ったり、山へ出かけます。最近はスノーピークのキャンプ場にとても行きたくて、キャンプ道具のために頑張って貯金をしています。 観葉植物にもハマり始めて、これから部屋に取り入れていきたいなと思っています。 都心の方に遊びにいきたいな、と思ったら新潟は新幹線があるのですぐに遊びに行けるところもいいですね。

進学で新潟を離れる前は、正直なところ、県内に遊ぶところが少ないことに不満がありましたが、Uターンしてみるとご近所付き合いができるなど優しい人が多く、本当に心温まる環境がいいなと思いました。 何より、十日町の実家まで１時間で帰れるため、困ったときなどにすぐ家族に会えるのがうれしく感じています。

新潟県外から新潟県内企業への就活はWEBがメインになると思いますが、朱鷺メッセなどで開催している就活イベントに行くと、直接参加したからこそ得られる情報も多いので、少し大変ですが参加してみることをお勧めします。 実際の試験に関して、特にやってよかったなと思うことは自己分析です。徹底的にやって導き出した「性格の明るさ」というアピールポイントにフォーカスしてPRしたことが、岩塚製菓からのスカウトにつながったのではないかと思います。 また、新潟で暮らそうと思ったら車は必須なので、Uターン前に免許を取っておいた方がいいと思います。 新潟を離れる前は、新潟の良さがあまり分からなかったのですが、一度県外に出ると魅力が溢れる土地だなと感じています。自然が豊かで冬はスノボ・夏はキャンプができるし、何よりも人が温かい。本当に楽しい環境なので、新潟へのUターン就職、おすすめです！